スーツケースにステッカーを貼る行為に対して「子どもっぽい」「散らかって見えてダサい」という意見が一定数存在するのには、はっきりとした理由があります。最もありがちな失敗例が、デザインやジャンルの混在です。アニメの特典シール、飲食店のノベルティ、観光地のご当地ステッカーなどを衝動的に買い足して貼り進めると、全体のトーン&マナーが完全に崩壊してしまいます。
また、配置における余白の計算不足も原因のひとつです。キャリーケースの表面に対して、中途半端な隙間を空けて等間隔に並べたり、リブ(凹凸の溝)に無理やり貼って端から浮き上がったりしていると、雑な印象を与えてしまいます。
さらに見逃せないのが素材選びのミスです。屋外耐久性のない紙製シールを貼ってしまうと、雨や空港での積み下ろしによる摩擦で表面が削れ、ボロボロに毛羽立ってしまいます。おしゃれなカスタムに見せるためには、「テイストの統一」「立体的な配置計画」「耐久素材の選定」の3点を外さない設計が欠かせません。