ケイカル板とは何か?石膏ボードとの違い・アスベスト見分け方を完全解説に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。
内装下地材として圧倒的なシェアを持つ「石膏ボード(プラスターボード)」とケイカル板は、見た目が似通っているため混同されがちです。しかし、その芯材構造と物理的性質には決定的な違いがあります。
石膏ボードは、結晶水を含む石膏を芯材とし、両面を特殊なボード原紙(紙)で被覆した建材です。コストパフォーマンスと加工性に優れる一方、紙と石膏が主成分であるため湿気に極めて弱く、長期間水気に触れると芯材がグズグズに崩壊したりカビが繁殖したりするという弱点を持っています。
対するケイカル板は、紙を使わない完全な無機質板であるため、水回り耐水性において石膏ボードを圧倒します。水滴がかかったり湿度の高い状態が続いたりしても、ふやけたり形状が変形したりすることがほとんどありません。
比較項目ケイカル板(珪酸カルシウム板)標準石膏ボード(GB-R)編集部の見解・選定基準主原料・構造けい酸質+消石灰(無機結晶・紙なし)焼石膏芯材+両面ボード原紙紙を含まないケイカル板は腐朽リスクが極めて低い耐水性・防カビ性極めて高い(水分で軟化・崩壊しない)低い(吸湿で強度が著しく低下・カビ発生)浴室周辺・軒天・厨房にはケイカル板一択防火性能不燃材料(単体で国土交通大臣認定)準不燃〜不燃(厚みや原紙仕様による)薄手でも不燃認定を取得できるのがケイカル板の利点粘り・耐衝撃性硬いが脆い(衝撃で角欠けや割れが生じやすい)やや柔軟(紙の引っ張り強度で粘りがある)ケイカル板のビス留めや切断時は丁寧な扱いが必須価格相場(3×6尺)約1,600円〜2,800円前後(6mm〜8mm)約600円〜1,000円前後(9.5mm〜12.5mm)石膏ボードの約2〜2.5倍。適材適所の使い分けが肝要
経済性を最優先する一般居室の壁・天井には石膏ボードが適していますが、湿度や火気が絡むシビアな環境では、コスト差を考慮してもケイカル板の信頼性が圧倒的に勝ります。