眼鏡店へ行く時間が取れない場合でも、適切な工具と手順を把握していれば、自宅で安全に鼻パッドの交換やメンテナンスが可能です。ただし、無理な力を加えるとフレームやクリングスを破損する恐れがあるため、正しい手順を守ることが不可欠です。
メガネ鼻あてのセルフネジ交換手順と注意点
ネジ留めタイプの鼻パッドを交換する場合、必要なものは精密ドライバー(プラス・マイナスの規格に合ったもの)とピンセットです。
- レンズの保護:万が一ドライバーが滑った際にレンズを傷つけないよう、眼鏡拭きクロスをレンズ全面に巻き付けてテープ等で固定します。
- 古いネジの取り外し:机の上に白い布やトレーを敷き、小さなネジが転がり落ちない環境を整えた上で、慎重に反時計回りにネジを緩めて外します。
- 新パッドの装着:新しい鼻パッドをクリングスの隙間にセットし、ピンセットでネジ穴の位置を垂直に合わせます。
- ネジ締め:ネジを時計回りに締めます。この際、締めすぎるとパッドが動かなくなり、逆に緩すぎると脱落するため、パッドが適度に首を振る(遊びがある)程度の締め具合で止めます。
鼻パッドの黄ばみ・緑青(サビ)の掃除方法
鼻パッドの根元に発生する青緑色の汚れは、金属アームに含まれる銅合金が汗や皮脂と反応して酸化した「緑青(ろくしょう)」と呼ばれるサビの一種です。人体に有害ではありませんが、放置すると異臭や美観の悪化を招きます。
軽微な汚れであれば、水で薄めた中性洗剤(食器用洗剤など)を浸した柔らかい歯ブラシで優しくブラッシングすることで落とせます。アルカリ性洗剤や酸性洗剤、アルコール類はプラスチックやレンズコーティングを侵すため絶対に使用してはいけません。シリコン自体が内部まで黄色く変色してしまっている場合は、洗浄では元に戻らないため、新品への交換時期を迎えた合図です。