関取とはどの階級から?幕下以下との給料格差や驚きの特権を徹底解剖

関取とはどの階級から?幕下以下との給料格差や驚きの特権を徹底解剖

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金銭面だけでなく、日常生活や本場所での待遇においても、関取には数々の「特権」が与えられます。相撲界で「関取になって初めて一人前」と言われる理由は、まさにこの生活環境の劇的な変化にあります。

1. 雑務の完全免除と「付き人」の配置

幕下以下の力士は、日々の過酷な稽古に加え、早朝からの掃除、買い出し、師匠や関取衆のためのちゃんこ作り、洗濯、稽古後の背中流しなど、部屋のあらゆる雑務を担当します。

しかし、関取に昇進した瞬間、これらの雑務はすべて免除されます。それどころか、自分の身の回りの世話や本場所への荷物持ち、巡業でのサポートを行う後輩力士が「付き人」として1名〜数名配置されます。身支度から食事の給仕まで付き人がサポートするため、関取は相撲の稽古と体調管理に100%集中できる環境が整います。

2. 共同雑魚寝から「専用個室」へのステップアップ

幕下以下の力士は、相撲部屋の大部屋で全員で雑魚寝生活を送るのが原則です。プライベートな空間はほとんど存在しません。

関取になると、部屋の中に冷暖房やテレビが完備された「専用の個室」が与えられます。さらに幕内上位や年数を重ねた関取、あるいは結婚を機に師匠の許可を得た場合は、相撲部屋を出て近隣のマンション等で一人暮らしをしたり、家族と暮らしたりすることも認められます。

3. 化粧まわしの着用と大銀杏(おおいちょう)

本場所の取組前に行われる「幕内・十両土俵入り」。後援会やタニマチから贈られた数百万円〜数千万円相当の豪華絢爛な「化粧まわし」を締め、頭には見事な「大銀杏」を結って土俵に上がれるのは関取だけの特権です。幕下以下の力士は黒い木綿の締め込み(練習用と同じまわし)で戦い、土俵入りを行うことはできません。

4. 移動時のグリーン車利用と正装の格差

地方場所(大阪・名古屋・福岡)や全国巡業への移動時、幕下以下の力士は新幹線の普通車自由席などに乗り込みますが、関取は全員「グリーン車」の指定席が用意されます。飛行機移動の際もビジネスクラスや足元の広い座席が優先配分されます。

また、日常の服装規定においても、幕下以下が浴衣や粗末な着物・下駄履きであるのに対し、関取は高級な絹の着物や羽織、袴を着用し、雪駄(せった)を履くことが許されます。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。