文化コンテンツの流入規制を巡る攻防は、まさに国家の規制機関と外交当局の神経戦だ。メディア規制の司令塔である中国国家広電総局は、国内の思想統制と文化産業の保護を掲げ、外国産コンテンツへの厳格な審査の手を緩めていない。これに対し、大韓民国外交部は文化輸出の障害を取り除くべく、多様なチャネルを通じて水面下の協議を重ねている。
だが、規制の壁は単純な遮断にとどまらない。公式な認可ルートが閉じられている間にも、非公式な共同制作や第三国経由のライセンス契約が爆発的に増加した。規制当局が網を締め直せば直すほど、民間ビジネスの迂回ルートが巧妙化するというイタチごっこ。規制と開放の狭間で揺れるこの攻防こそが、東アジアにおける文化政治のリアルな縮図といえる。