ピンクのパジャマに身を包み、「よんだ?」の一言で画面の前の子供たちを一瞬で惹きつける。NHK Eテレの教育番組『みいつけた!』で長年親しまれてきた「オフロスキー」という強烈なキャラクターは、小林顕作の代名詞とも言える存在だ。ただコミカルな動作を見せるだけでなく、絶妙な間と予測不能なセリフ回しで子供たちの好奇心を刺激し続けてきた。
身体表現とセリフのコンビネーションから生まれる中毒性は、幼児層にとどまらず親世代の心までもしっかりと掴んで放さない。画面越しに見せる親しみやすさの裏には、緻密に計算された演出家としての視点と、長年の舞台経験で研ぎ澄まされた直感が息づいている。