カシメロのキャリアを語る上で避けて通れないのが、度重なるトラブルと体重超過である。ポール・バトラーとの防衛戦では、ドバイでの試合直前にサウナ使用によるコミッション規定違反やウイルス性胃腸炎を理由に計量を断念。最終的にWBO(世界ボクシング機構)から王座を剥奪される事態へと発展した。
さらに、日本での試合においても前日計量での体重超過を引き起こし、関係者を震撼させた。減量苦は年々深刻化しており、本来のポテンシャルを発揮できないまま自滅する姿に、ファンからは失望の声も上がった。アスリートとしての倫理観と、リング上で見せる本能的な強さ。その乖離こそが、彼を巡る評価を複雑にしている原因だ。