華やかなアイドルカルチャーの最前線にいる息子とは対照的に、父・常利氏は「TWUNE」名義でのソロ活動を中心に、地道なライブツアーや学校公演、チャリティ活動を精力的かつ継続的に展開してきた。アコースティックギター一本を抱え、全国津々浦々のステージに立つスタイルは無骨そのものだ。
「どんなに小さな会場であっても、目の前の一人を感動させられなければプロではない」。そんな背中を見せ続けることが、口で教え込むどんな教育論よりも強く息子の胸に刻まれた。大きなアリーナの真ん中に立つ息子が、決して奢ることなくファン一人ひとりと真摯に向き合う姿勢の根底には、泥臭いライブハウス育ちの父の血が確かに流れている。