猫の目の色はなぜ変わる?珍しい希少色ランキングと病気の危険サイン

猫の目の色はなぜ変わる?珍しい希少色ランキングと病気の危険サイン

猫の目の色はなぜ変わる?珍しい希少色ランキングと病気の危険サインについて押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。

子猫期を過ぎて色が確定した成猫において、「瞳の色が変わる」「左右の濃さが違う」「濁りが出る」といった現象が見られた場合、それは成長の個性ではなく猫の目の色が変わる病気のサインです。眼球の異常は放置すると数日から数週間で不可逆的な視覚障害や失明、最悪の場合は眼球摘出や全身転移に至るリスクがあります。

特に危険度の高い疾患と、その兆候となる変色パターンは以下の通りです。

1. 瞳が白く濁る・青白く曇る(角膜浮腫・白内障・角膜炎)
瞳の表面がすりガラスのように青白く濁る場合、角膜内皮の障害による「角膜浮腫」や外傷性の角膜炎が疑われます。また、瞳の奥の水晶体が白く濁るのは白内障であり、加齢や糖尿病、ぶどう膜炎の後遺症として発生します。

2. 瞳が赤く充血する・濁ったワイン色になる(ぶどう膜炎・前房出血)
眼球内部の虹彩や毛様体に炎症が起きる「ぶどう膜炎」は激しい痛みを伴います。猫伝染性腹膜炎(FIP)、猫白血病ウイルス(FeLV)、猫免疫不全ウイルス(FIV)、トキソプラズマ症などの感染症が引き金となるケースが極めて多く、眼球内に出血が溜まると瞳全体が赤黒く変色します。

3. 瞳が緑っぽく輝く・瞳孔が開きっぱなしになる(緑内障)
眼圧が異常に上昇する緑内障では、角膜の浮腫によって瞳全体が濁った緑色や灰色に見えることがあります。強烈な頭痛と眼痛を伴い、発症から48時間以内に失明に至る恐れがある緊急疾患です。

4. 虹彩に黒い斑点や茶色のシミが広がる(虹彩黒色腫・メラノーマ)
虹彩の表面に茶色や黒のシミ(色素沈着)が現れ、数ヶ月から数年単位で徐々に面積を広げていく場合、悪性腫瘍である「びまん性虹彩黒色腫」の可能性があります。初期の良性色素斑との鑑別は非常に難しく、悪性化すると眼球内から全身のリンパ節や肝臓へ転移するため、定期的なスリットランプ検査(細隙灯顕微鏡検査)が欠かせません。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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