微熱の症状を感じた際、読者が最も頭を悩ませるのが受診のタイミングです。医療機関や市販の抗原検査キットで微熱時の判定を行う場合、ウイルスの増殖速度と検査機器の検出限界(感度)を把握しておく必要があります。
医療機関の迅速診断キットや一般用抗原定性検査キットは、鼻咽頭の粘液中に一定量以上のウイルス抗原が存在しなければ陽性反応を示しません。体調の違和感を覚えてからすぐ(発症後数時間以内)に検査を受けると、体内にウイルスが存在していても「陰性」と判定される「偽陰性」が頻発します。
確実性の高いインフルエンザ微熱時の検査タイミングは、発症(悪寒やだるさを自覚した時点)から12時間〜24時間経過したタイミングです。発症後48時間を超えると抗ウイルス薬(タミフル、ゾフルーザ等)の有効性が著しく低下するため、受診推奨ウィンドウは「発症後12時間以降・48時間以内」となります。