流通している食品が法基準を満たしているとはいえ、家庭内で残留化学物質の摂取を極力ゼロに近づけたいと考えるのは自然なことです。日々の買い物と調理で実践できる実践的なポイントを紹介します。
まずスーパーでの見分け方として、加工食品であれば「有機JASマーク」が付帯しているものを選ぶのが確実です。海外産原料であっても、有機JAS認証を得ているものは化学合成農薬や遺伝子組み換え技術を使用していません。生鮮品では、単に「アメリカ産」とだけあるものより、生産者団体やトレーサビリティコードが明記されたブランドを選ぶとトレーサビリティの精度が高くなります。
続いて、家庭内での下処理テクニックです。
- 輸入柑橘類の皮処理:レモンやオレンジは、流水でしっかりこすり洗いした上で、塩や重曹を揉み込んで水洗いすると表面の防カビ剤を大幅に除去できます。皮ごとジャムや料理に使う場合は「防カビ剤不使用(ノンケミカル)」と明記された品を選びましょう。
- 輸入葉物野菜の下茹で:下茹ですることで、水溶性の残留化学物質は茹で汁に溶け出します。茹で汁は必ず捨てて流水にさらすことが基本です。
- 肉類の加熱徹底:輸入肉は中心部まで75℃で1分以上加熱することで、食中毒菌(サルモネラやカンピロバクター)を完全に死滅させることができます。