初のベスト8進出を目指して臨んだ決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦。日本は前田大然の泥臭い先制点で主導権を握ったものの、前回準優勝国の老獪な試合運びに苦しみ、後半にペリシッチのヘディング弾で同点に追いつかれます。延長を含めた120分間の死闘の末、勝敗の行方はPK戦へと委ねられました。
PK戦の結果は1 - 3での敗退。南野拓実、三笘薫、吉田麻也のシュートが相手GKリヴァコヴィッチに阻まれ、あと一歩のところで「新しい景色」への扉は閉ざされました。
試合後、大きな議論を呼んだのが「キッカー立候補制」の是非です。森保監督は事前に順番を決めず、プレッシャーに立ち向かう覚悟を持った選手の挙手を募る手法を選択していました。重圧を背負い第1キッカーを務めた南野の涙や、試合後にピッチへ崩れ落ちた三笘の姿は日本中の涙を誘いましたが、極限状態におけるメンタルコントロールや事前のデータ分析、PK戦専用の戦術的準備という面で大きな教訓を残すことになりました。