保育園や幼稚園の指導案において、「猛獣狩りに行こうよ」は極めて教育的価値の高いレクリエーションとして位置づけられています。単なる時間つぶしではなく、子どもの発達段階に応じた明確なねらいが存在します。
主な保育上のねらいは以下の3点です。
1つ目は、「言葉の音数への気づき(音韻認識)を促すこと」です。手を叩きながら「ラ・イ・オ・ン=4文字」と指を折る動作を通じ、幼児は楽しみながら文字数と人数の対応関係を体感します。
2つ目は、「友だちと協力して集まる社会性の育成」です。自分だけの仲良しグループにとどまらず、「あと1人来て!」と手を広げて受け入れる経験が、他者への受容性や思いやりを育みます。
3つ目は、「全身を使って表現する身体表現力とリズム感の向上」です。保育者が手本となり、大きく全身を使って猛獣を探す真似をすることで、恥ずかしがり屋な園児も自然と表現の輪に入ることができます。
なお、幼児クラスで実施する際は、勢い余って転倒したり手を引っ張り合ったりして怪我をしないよう、あらかじめ「走らず早歩きで探す」「座るときは優しくお尻をつける」といった安全ルールを周知しておくことが不可欠です。