扉を開けた瞬間に飛び込んでくるのは、壁一面に躍る手書きのPOPと、ジョッキを交わす威勢の良い掛け声だ。何よりも来店客の度肝を抜くのは、看板メニューであるハイボールの価格である。1杯50円。缶チューハイをコンビニで買うよりも遥かに安い価格設定は、初めて足を踏み入れた客に「計算を間違えているのではないか」と錯覚させるほどだ。
生ビールやサワー類も驚異的なプライスラインで提供されており、給料日前で財布が寂しい学生や若手ビジネスパーソンにとって、まさに駆け込み寺のような救世主となっている。注文が重なるピークタイムでも次々とドリンクが運ばれ、テーブルの上にはまたたく間に空のジョッキが積み上がっていく。