プッチ神父が最初からこの無敵の力を有していたわけではありません。かつて親友であり崇拝の対象でもあったDIOが遺した「天国へ行く方法」のノートに基づき、緻密かつ過酷な手順を踏むことで、スタンドは3段階の劇的な進化を遂げました。
DIOの骨から生まれた「緑色の赤子」との融合、ケープ・カナベラル(ケネディ宇宙センター)という特定の緯度経度、そして新月の引力。これらすべてのピースが揃ったことで、スタンド能力は精神攻撃から重力反転、そして時空の掌握へと昇華していきました。
なお、スタンド名の元ネタは世界的ロックバンドQUEEN(クイーン)のアルバムおよび楽曲『Made in Heaven』です。連載当初(週刊少年ジャンプ掲載時)はレッド・ツェッペリンの名曲『天国への階段』に由来する「ステアウェイ・トゥ・ヘブン」と呼称されていましたが、単行本収録時に改名されました。フレディ・マーキュリーの死後にリリースされたアルバムタイトルが冠された背景には、「死と再生」「天国への到達」という本作のテーマ性が色濃く反映されています。