Q1:夜驚症は遺伝しますか?親も子どもの頃に夜驚症だったのですが関係ありますか?
A1:睡眠時随伴症には一定の家族集積性が認められています。両親のどちらか、あるいは双方が幼少期に夜驚症や夢遊病(睡眠時遊行症)を経験していた場合、子どもに発症する確率は統計的に高くなります。ただし、これは「脳の睡眠覚醒の調節特性」が受け継がれやすいという体質的なものであり、過度に悲観する必要はありません。
Q2:発作中に名前を呼ぶと一瞬振り向くのですが、やはり意識はあるのでしょうか?
A2:目線が合っているように見えたり、声の方向を向いたりすることがありますが、意識は大脳皮質レベルで覚醒していません。反射的に外界の音や光に反応しているだけであり、親の顔を個別に認識しているわけではありません。翌朝になれば全く覚えていないのがその証拠です。
Q3:夢遊病(睡眠時遊行症)との違いは何ですか?併発することはありますか?
A3:どちらもノンレム睡眠から部分覚醒する「睡眠時随伴症」の同系統の現象です。恐怖の叫びや激しい錯乱が主症状であるものを夜驚症と呼び、立ち上がって歩き回る動作が主症状であるものを睡眠時遊行症(夢遊病)と呼びます。両者は移行しやすく、成長とともに夜驚症から夢遊病へと症状の出方が変化するケースも珍しくありません。