産地農家や果樹愛好家のコミュニティを調査すると、ハードピンチ導入によって劇的な成果を上げた声が多数ある一方、特有の苦労や現場の課題も浮き彫りになっています。
「長年マイハートの花振るいに泣かされてきたが、開花3日前の8葉残しハードピンチを試したところ、別品種のようにビッシリ着粒した。ジベレリン処理後の粒肥大も良好で、ようやくハート型の秀品率が上がった」(山梨県・栽培歴15年農家)
一方で、失敗談として目立つのが「切る時期の遅れ」と「副梢管理の追いつかなさ」です。「梅雨時期の過密スケジュールで副梢の芽かきが1週間遅れただけで、強い副梢に栄養を持っていかれて粒が止まった」という声や、「勢いが弱い枝まで一律に強摘芯した結果、葉面積が足りなくなって着色不良に陥った」というリアルな反省点も報告されています。一律の作業ではなく、枝1本ごとの見極めが問われる現場の繊細さが伺えます。