瀬戸内海に点在する島々の中でも、落ち着いた佇まいと豊かな自然が残る弓削島。この島で異彩を放ちながらも、地域に見事に溶け込んでいるのがKitchen 313 Kamiyugeだ。歴史ある古民家の土壁や太い梁をそのまま活かした店舗は、ノスタルジックな情緒と現代的な感性が美しく融合した空間となっている。
近年、過度な観光地化を避け、静けさと本物の体験を求める旅行者の間で「古民家カフェ・離島観光」への関心が急上昇している。島の空気感とともに時間をかけて作られた食を味わう体験は、旅の真髄と言えるだろう。縁台に腰掛け、潮風を感じながら口にする焼きたてのパンは、都市部の洗練されたベーカリーでは決して味わえない贅沢な時間を提供してくれる。