博多駅の新幹線改札前にあるみどりの窓口や自動券売機には、連日長蛇の列ができています。しかし、交通経済の観点から見れば、ここに並んで乗車券と特急券を定価で購入する行為は非常にもったいない選択です。博多駅から熊本駅までの通常期・指定席正規料金は5,240円(みずほ利用時は5,450円)。自由席でも4,710円に設定されています。
これに対し、JR九州が提供する公式サービス「JR九州 インターネット列車予約」を介するだけで、劇的な割引が適用されます。代表的なネット限定きっぷの構造は以下の通りです。
まず、乗車当日の発車数分前までスマートフォンから手軽に購入できるのが「九州ネットきっぷ」です。これを利用すると、普通車指定席が約3,400円という破格の価格設定になります。窓口の通常指定席と比較して片道あたり1,840円もの差額が生じ、往復するだけで3,680円が浮く計算です。しかも自由席の通常料金(4,710円)よりもはるかに安く、確実に指定席を押さえられる点が最大のメリットといえます。
さらに予定が事前に決まっている場合に威力を発揮するのが、乗車日3日前までの予約で枠数限定販売される「九州ネット早特3」です。設定区間や時期によって変動はあるものの、博多〜熊本間は3,000円前後という、まさに高速バスの定価に迫る水準まで引き下げられます。年会費無料のネット会員登録を済ませておくだけで、券売機に並ぶ時間と金銭的コストの双方を同時に削減できる仕組みです。