バトル終盤、悲壮感を漂わせながらメガギャラドスを解き放つフラダリ。この行動には、作中の世界観と照らし合わせた際に興味深い矛盾と考察が存在する。
カロス地方の伝承において、メガシンカとはトレーナーとポケモンの間に存在する強い「絆」によってのみ引き出される奇跡の力とされている。人間を愚かな存在と断じ、自らの理想のために世界をリセットしようとした冷徹な男が、なぜメガシンカを使いこなせたのか。
ファンの間では、彼が世界を救おうとした根底に純粋な慈愛があったこと、そして過酷な決断を共にしてきた手持ちポケモンとの間に揺るぎない絆が芽生えていた証左ではないかと推察されている。単なる悪役には収まらない深い人物描写が、今なお議論を呼ぶ理由だ。