今シーズンのサンライズリーグ2部参加チーム一覧を概観すると、クラブごとの成り立ちや育成哲学の違いが鮮明に浮き彫りになります。Jクラブのアカデミー組織(セカンドチームや下部提携組織)は洗練されたビルドアップと個人戦術を武器にする一方、長年関西の育成シーンを牽引してきた街クラブは、圧倒的な走力と球際のデュエル、そして泥臭く勝利をもぎ取る集団の結束力で対抗しています。
過去数年のサンライズリーグ2部歴代順位を振り返ると、常に上位を争いながらも1部の壁に跳ね返されてきた「実力派タウンクラブ」と、1部と2部を行き来する「エレベータークラブ」の存在が確認できます。定着率の高い強豪クラブに共通しているのは、3学年の選手層の厚さだけでなく、フィジカルコンタクトが急激に激しくなる中学3年時の夏場以降にギアを上げられるコンディショニング体制の確立です。
一方で、昇格初年度のチームがいきなり旋風を巻き起こすケースも珍しくありません。各府県リーグを圧倒的な強さで勝ち上がってきた勢いそのままに、サンライズリーグのスピード感に素早く順応したチームは、従来の秩序を覆すダークホースとして上位争いを混沌とさせています。