ASMR市場が拡大するにつれ、ジャンル全体に対するステレオタイプな誤解も散見されます。その最たるものが「ASMRは刺激的なパフォーマンスに過ぎないのではないか」という偏見です。
しかし、macotoの制作現場におけるアプローチは、極めて学術的かつ職人技に近いものです。バイノーラル録音においてミリ単位でのマイクとの距離感、湿度による音の伝播速度の変化、使用する道具の消毒やメンテナンスなど、職人のような地道な調整が連日行われています。
また、「配信頻度が落ちた=モチベーションの低下や引退の兆候」と短絡的に結びつけるネット上の噂も誤解です。最高精度の音を録音するためには、自身の体調や声帯のコンディションが100%の状態でなければなりません。粗製乱造を避け、作品の純度を守るためにあえてインターバルを置くという姿勢こそが、10年近くにわたり第一線でブランドを維持できている本質的な理由です。