発熱は何度から?医学的定義と37.5度・38度の受診基準を解説

発熱は何度から?医学的定義と37.5度・38度の受診基準を解説

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高熱が出た際、多くの人が直面するのが「いつ医療機関を受診すべきか」という判断です。2026年現在の発熱外来現場における診療データと知見に基づくと、熱が出た直後に病院へ駆け込む行為は、診断精度の観点から推奨されません。

インフルエンザウイルスや新型コロナウイルス(COVID-19)の抗原定性検査は、生体内のウイルス量が一定以上に増殖していなければ正確に陽性判定が出ません。発熱直後(発症から数時間以内)に検査を受けた場合、実際には感染していても「偽陰性」となる確率が跳ね上がります。最も検査精度が高まる受診タイミングは発熱開始から12時間〜24時間経過した時点です。

流行期に見られる主要な初期症状の違いにも着目する必要があります。

・インフルエンザ:突然の38度以上の急激な高熱、強い関節痛・筋肉痛、全身の激しい倦怠感が先行するのが典型的。
・新型コロナウイルス:喉の激しい痛み、微熱から徐々に上昇する発熱パターン、鼻汁、咳など上気道炎症状から始まるケースが多数。
・一般の風邪(ライノウイルス等):くしゃみ、鼻水が主体で、発熱しても37度台にとどまることが多い。

夜間に38度を超えた場合、意識清明で水分が摂れているなら、慌てて夜間救急へ走るよりも、翌朝まで室内を適温(20〜24度・湿度50〜60%)に保って安静を維持し、午前中に事前予約の上で発熱外来を受診するのが最も合理的です。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。