もしカラコンを装用していて強い痛みや充血、視力の異変を感じた場合、最初の数時間の行動が失明を回避できるかどうかの分かれ道になります。冷静かつ迅速に次の対応を行ってください。
何よりもまず、直ちにレンズを取り外すことが最優先です。無理に装用を続けると、レンズと角膜の間で病原菌が急激に繁殖します。取り外す際は、手を石鹸で徹底的に洗ってから行い、角膜を爪で傷つけないよう注意してください。
次に、絶対に目を強くこすらないことです。角膜表面が傷ついている状態で圧迫を加えると、傷口が広がり感染が深部に到達します。また、市販のクール系目薬や防腐剤入りの目薬を自己判断で点眼するのも避けてください。一時的に痛みを麻痺させたり、薬剤の刺激で組織破壊を悪化させたりするリスクがあります。
そして、使用していたレンズと保存ケースを捨てずに保管し、すぐに眼科を受診することです。眼科医が原因菌を特定する際、トラブルを起こしたレンズやケース内の保存液から細菌・アメーバを培養検査することが、的確な治療薬(抗生剤や抗真菌薬)を迅速に選定する決定打となります。