手軽さが最大の売りである一方、ネット上では「玉ねぎから水が出てベチャベチャになった」「チーズが焦げ付いてフライパンに張り付いてしまった」といった失敗談も散見されます。手持ちの調理器具の特性に合わせた熱の通し方を把握しておくことが、理想の仕上がりへの近道です。
まずマスターしたいのが、香ばしさを極める玉ねぎチーズ焼きフライパン調理です。最大のポイントは「油を引くタイミングとチーズの敷き方」にあります。フッ素樹脂加工のフライパンであれば、油は極少量、もしくは完全に不使用で構いません。スライスした玉ねぎを弱中火でじっくり透き通るまで炒めた後、具材を平らに広げ、その上からチーズを全体に散らすのが基本です。さらにカリカリの羽根を作りたい場合は、あらかじめフライパンの底に直接チーズを敷き詰め、その上に玉ねぎを載せて中火で焼き固める「リバースベイク法」が有効です。チーズ自身の油脂分が染み出し、揚げ焼きのようなサクサクとした黄金色の層が完成します。
一方、究極の時間短縮を求める平日夜に重宝するのがレンジで簡単玉ねぎチーズです。玉ねぎ1個を繊維を断ち切るように幅1cm程度の輪切り、またはくし形にカットし、耐熱容器に並べてふんわりとラップをかけます。600Wで約3分から3分30秒加熱して玉ねぎの芯まで熱を通した後、余分に容器の底へ溜まった水分をキッチンペーパーで軽く拭き取ることが決定打となります。このひと手間を惜しまず水分を除去してからチーズを載せ、ラップなしで追加加熱30秒〜40秒、または魚焼きグリルへ移して表面を炙るだけで、水っぽさを完全に排除したとろとろの逸品に仕上がります。
また、朝食やお弁当の隙間埋めとして定着しているのがトースター時短レシピです。アルミホイルの上に輪切りの玉ねぎを並べ、マヨネーズを薄く塗って接着剤代わりにし、チーズと黒胡椒をトッピングして1000Wで約7分。庫内の狭い対流熱によって、玉ねぎの水分を適度に飛ばしながら香ばしい焼き目を短時間で定着させることができます。