世界文化遺産に登録されて以降、佐渡島を目指す外国人観光客の波は留まることを知らない。東京駅から上越新幹線に乗り込み、新潟港からジェットフォイルへ乗り継ぐルートは、今やゴールデンルートに次ぐ人気観光ルートとして定着した。
車内を歩くと、英語、フランス語、中国語が交差する。東京での都市型観光を楽しんだ欧米のトラベラーたちが、豊かな自然と歴史遺産、そして米と日本酒の美食を求めて一斉に北を目指す。「わずか1時間半で都市から雪国や日本海へ出られるスピード感は圧倒的だ」とドイツから訪れた旅行者は目を輝かせる。輸送量の増加に対応するため、臨時列車の増発や多言語対応の拡大が急ピッチで進められており、地域経済に多大な恩恵をもたらしている。