関西を発祥とするお笑いカルチャーと天理教の地理的・文化的な近さも、さまざまなエピソードを生む背景となっている。とりわけ吉本興業に所属するお笑い芸人たちのエピソードトークにおいて、天理教に関連する話題が自然な形で登場することがある。
代表的な例として知られるのが、長年お笑い界の第一線で親しまれている村上ショージだ。彼のように地方から関西に出て下積み時代を過ごした芸人たちにとって、地域社会に深く根付いた天理教の施設やコミュニティは、非常に身近な存在であった。下積み期の厳しい生活の中で温かい食事や宿泊場所の提供を受けたという体験談がラジオやバラエティで語られることもある。宗教的な教理そのものへの傾倒というよりは、関西特有の人情味あふれる地域コミュニティとの触れ合いとして受け止めるのが、実態に最も近い表現と言える。