安静期間の長さは、受けた内視鏡的大腸ポリープ切除術の術式によっても大きく左右される。近年主流の「コールドポリペクトミー(非通電切除)」は、熱を加えず機械的に病変を切除するため、熱凝固による深部組織の損傷が少なく、術後の回復が早い。この術式で微小なポリープを切除した場合は、術後2〜3日目から薄めのコーヒーを少量ずつ試すことが許可されるケースもある。
一方で、茎を持つ大きな病変に対して行われる「高周波スネアによる熱凝固切除」や「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」の場合、粘膜深部まで熱が浸透しているため、潰瘍底の血管が破綻しやすい。かさぶた(潰瘍瘢痕)が剥がれ落ちる術後5〜7日目頃に遅発性出血のピークが訪れるため、最低でも1週間はカフェイン全般を断つ指示が出されるのが通例だ。