大沢親分と大沢あかねさんを巡っては、ネット上でいくつかの事実誤認や根拠のない噂が一人歩きすることがあります。その代表的なものが「劇団ひとりとの結婚に大沢親分が激怒して猛反対したのではないか」という言説です。
実際には、この噂はまったくの事実無根です。2009年2月の結婚発表直後、大沢親分はマスコミ各社の取材に対し、トレードマークの笑みを浮かべながら「(劇団ひとりは)真面目でいい男じゃないか。あっぱれをやろう!」と公の場で祝福を表明しました。事前の挨拶でひとりさんが緊張の面持ちで大沢邸を訪れた際、親分は温かく迎え入れ、「あかねを泣かせるようなことがあったら、ただじゃおかねえぞ」と冗談めかしつつ、固い握手を交わしたといいます。
また、ネット上では「大沢あかねは実の孫ではなく、親分の兄の系統の親族ではないか」という系図上の混同も見受けられますが、前述の通り大沢啓二氏の直系の実孫です。
2010年10月7日、大沢親分は胆管がんのため78歳で惜しまれつつこの世を去りました。そのわずか1か月前、2010年9月に大沢あかねさんは第1子となる長女を出産しています。病床にあった親分は、生まれたばかりのひ孫をその腕に抱き、満面の笑みを浮かべていたと伝えられています。親分が人生の幕を下ろす直前、次世代への確かな命のバトンタッチが果たされていたのです。