米本社最高経営責任者(CEO)のクリス・ケンプチンスキーは、グローバル市場全体に向けた環境イニシアチブの中で、温室効果ガス排出量の削減と並び「循環型社会への移行」を強調してきた。大量生産・大量消費のアイコンとして批判に晒されてきた歴史を塗り替えるべく、世界の全店舗で廃棄物削減のイニシアチブを推進している。
これに応じる形で、日本マクドナルド株式会社のトップを務める日色保も、国内におけるサステナビリティ活動の強化を加速させてきた。店舗から出る廃食油(使用済み揚げ油)の100%リサイクル化や、店舗での有機性廃棄物のバイオマス発電・堆肥化への転換など、ゴミ箱に入った後の流転ルートを組み替えるアプローチを定着させている。捨てない工夫と、捨てた後を活かす仕組み。この両輪を回すことこそが、トップ陣の描く将来像だ。