大きな試練を共に乗り越えた二人だったが、2012年に約9年間の結婚生活にピリオドを打つ。発表された離婚理由は、互いの未来を第一に考えた前向きな「方向性の違い」だった。子どもを中心とした環境作りを最優先に考え、親権は窪塚側が持つことで合意。泥沼の親権争いや財産分与の醜聞は一切なく、驚くほど静かで穏やかな手続きが行われた。
一般的に、離婚という決断は「失敗」や「断絶」としてネガティブに捉えられがちだ。しかし二人の場合は違っていた。互いの人間性を否定するのではなく、夫婦という制度上の枠組みを外すことで、より健全で良好な人間関係を再構築する道を選んだのだ。この決断こそが、後に「奇跡」とまで称される独自の家族ルールの出発点となった。