日付が変わる直前、小包を抱えたビジネスパーソンや個人事業主が足早に通用口へと吸い込まれていく。24時間対応を誇る「ゆうゆう窓口」は、不規則な生活を送る現代人にとって文字通りのライフラインだ。急ぎの契約書類、翌朝必着のサンプル品、あるいは日中に受け取れなかった通販のダンボール。様々な事情を抱えた人々がここにやってくる。
最近では窓口の混雑を緩和するため、二次元コードをかざすだけでロッカーから数秒で荷物を取り出せるスマートピックアップシステムが急速に浸透した。深夜でも列に並ぶ必要はなく、非対面でスムーズに受け取りが完了する。忙殺される都市生活者への配慮が、建物の細部にまで息づいている。