GIGAスクール構想によって1人1台端末が完全に定着した現在、ポスター制作のプロセスも二分されている。アクリル絵の具やポスターカラーを使った伝統的な手描きの温かみを重視する声がある一方で、スタイラスペンを滑らせて描くデジタルイラストの利便性を支持する生徒も多い。
現場の美術教師からは「やり直しが容易なデジタルは、失敗を恐れずに大胆な構図に挑戦できるメリットがある」という好意的な意見が聞かれる。その一方で、コンクールの審査基準においては、デジタルツールの使用をどこまで許容すべきかという新たな課題も浮上しており、過渡期ならではの模索が続いている。