茶豆とは?枝豆との違いから黒埼・だだちゃの真相、至高の茹で方まで解明

茶豆とは?枝豆との違いから黒埼・だだちゃの真相、至高の茹で方まで解明

茶豆とは?枝豆との違いから黒埼・だだちゃの真相、至高の茹で方まで解明の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

極上の茶豆を手に入れても、家庭での加熱工程を誤ればその価値は半減します。新潟の老舗割烹や生産農家が口を揃える、失敗しない黄金の手順を公開します。

茶豆の美味しい茹で方(黄金比プロメソッド)

用意するものは、茶豆250g(1袋)、水1リットル、塩40g(塩分濃度4%)です。

  1. 産毛取りと塩揉み:茶豆を水洗いした後、用意した塩のうち10gを豆に直接振りかけ、両手で擦り合わせるように強く揉みます。サヤの毛が取れて口当たりが滑らかになり、塩が浸透して緑色が鮮やかに発色します。※茶豆は旨味を逃さないため、サヤの端は切り落としません。
  2. 沸騰湯に塩ごと投入:残りの塩30gを水1Lに入れて完全に沸騰させます。塩揉みした茶豆を、サヤについた塩ごと熱湯へ一気に投入します。
  3. 茹で時間はきっかり3分30秒:再沸騰してから中強火で3分30秒〜4分以内。決して鍋から離れず、途中で豆が浮き上がってきたらアクを軽くすくいます。4分を超えると香りが急激に逃げ出します。
  4. 絶対に水で冷まさない(うちわ急冷):ザルにあげたら、絶対に冷水にさらしてはいけません。水っぽくなり、細胞内に水が侵入して味が完全に抜けてしまいます。広めのザルに重ならないよう広げ、うちわや扇風機の強風を一気に当てて急速冷却します。この急冷工程が、サヤの余熱による過加熱を防ぎ、香りを豆の内部に閉じ込めます。

鮮度を封じ込める冷凍保存テクニック

茶豆は収穫直後から自身の糖分を消費して呼吸するため、「1日で味が落ちる」と言われるほど鮮度寿命が短い野菜です。当日中に食べ切れない場合は、即座に冷凍保存へ回すのが鉄則です。

方法は2通りあります。1つ目は「硬茹で冷凍」。前述の手順で茹で時間を「1分30秒〜2分」の固茹でに留め、急速冷却した後にキッチンペーパーで水分を完全に拭き取り、ジッパー付き保存袋で重ならないように平らにして冷凍庫へ入れます。食べる際は凍ったまま熱湯で1分ほど再加熱します。

2つ目は、現場の料理人が推奨する「生塩揉み冷凍」です。生のまま塩揉みしてうぶ毛を落とし、水洗いして水気を完全に拭き取った後、生の状態で冷凍保存します。調理時は解凍せず、凍ったまま沸騰湯に入れて4〜5分茹で上げます。この方法を用いると、解凍時の細胞破壊によるドリップ(旨味流出)を最小限に抑え、採れたてに近い驚異的な香りをキープできます。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。