鬼怒川のせせらぎを眼下に望むこの地は、古くから日光詣での僧侶や大名たちに愛されてきた歴史を持つ。日光市観光協会が編纂する郷土の歴史を紐解いても、この渓谷沿いに湧く清らかな湯は、旅の疲れを癒やす特等席として珍重されてきたことがわかる。
東武鉄道株式会社が走らせる特急列車が首都圏とこの地をダイレクトに結ぶようになり、アクセスの利便性は飛躍的に向上した。しかし、駅前の賑わいからわずかに奥まった緑深き立地に、株式会社鬼怒川パークホテルズが守り続ける静寂の空間がある。ただ泊まるだけではない。豊かな自然と建築美、そして湯が織りなす極上の調和がここには息づいている。