英語 cousin の発音を国際音声記号(IPA)で表記すると、アメリカ英語・イギリス英語ともに主に /ˈkʌz.ən/ または音節主音的な /ˈkʌzn/ と表されます。発音の全体像を細かく分解すると、以下の要素で構成されています。
まず第1音節の「/kʌ/」では、無声軟口蓋破裂音の「/k/」に、短母音である「/ʌ/(キャレット)」が続きます。この「/ʌ/」は、日本語の「ア」よりも口を大きく開けず、喉の奥から短く「短く切るア」を発音する感覚です。
続く第2音節は「/z.ən/」または「/zn/」です。ここでは「s」のスペルですが、有声歯茎摩擦音の「/z/」として濁ります。そして「/ə/(シュワ・曖昧母音)」はほとんど発音されず、実質的には「z」の音を出した舌の位置のまま、直接鼻に抜ける「/n/」へ移行します。これが、ネイティブ音声が「カズン」ではなく「カァズィン」あるいは「カズン」の母音を極限まで削ぎ落とした音に聞こえる構造的理由です。