フォルティウスの歩みは、日本の女子カーリングの歴史そのものと言っても過言ではありません。2010年、トリノ五輪日本代表の小笠原歩と船山弓枝が中心となって結成されたのがチームの原点です。ソチ五輪出場を果たした後、チームは段階的な世代交代へと舵を切りました。
初期メンバーの移籍や勇退を経て、吉村紗也香、近江谷杏菜、小野寺佳歩を中心とする新世代の骨格が完成。そしてチームの精神的支柱であった船山弓枝は、現役引退後にチーム専任コーチおよび運営マネジメントへと転身しました。オリンピアンとしての豊富な知見と冷静な戦術眼を持つ船山コーチの存在は、勝負どころでのタイムアウトやアイスコンディションの分析において、現在もチームの大きなアドバンテージとなっています。
どんな逆境にあっても笑顔を絶やさず、氷上で互いを信じ抜くプレースタイルは、結成当初から受け継がれてきた伝統です。吉村の出産やメンバーのコンディション調整など、ライフステージの変化に直面しても柔軟に支え合うチームカルチャーは、現代の女性アスリートのロールモデルとしても高く評価されています。