どれほど優れた楽曲であっても、そこに吹き込まれる「声」が浅ければ人の魂は震えない。日本語版のボーカルを担当したのは、劇団四季の『ライオンキング』初代シンバ役としても名高いミュージカル俳優の坂元健児だ。
彼が歌い上げる朗々とした歌声は、荒波に立ち向かうシンドバッドの力強さと、仲間を思う優しさの見事な融合である。卓越した歌唱力によって仕上げられたこのミュージカル楽曲は、アトラクションのストーリーテリングを劇的に進化させた。相棒である子トラのチャンドゥとともに冒険を続けるシンドバッドの姿は、坂元健児の力強い声を得たことで、単なる自動人形ではなく「共に旅する仲間」として生き生きと立ち現れることとなった。