昭和から平成、そして令和へと至るなかで、日本の女性アイドルグループを巡る環境は激変した。秋葉原のAKB48劇場公演を中心とした「会いにいけるアイドル」という原点回帰の動きがある一方で、配信やSNSを介したデジタル上の接点が日常化している。
リアルなステージでの泥臭いパフォーマンスと、SNSでのフィルタリングされないリアルタイムな言動。この2つのギャップが、時に大きな摩擦を生む。劇場公演で培われる密な信頼関係が、デジタル空間の冷徹な視聴者目線によって一瞬で崩れ去るリスクと、現代のアイドルは常に隣り合わせで活動しているのだ。