水面下で進んでいた巨大な共同制作スキームが、ついにそのベールを脱いだ。日台のトッププロダクションがタッグを組み、映画・配信ドラマ・空間アートを横断する大型IP創出プロジェクトが本格始動している。現地関係者への独自取材で判明したのは、東京と台北のみならず、地方都市の知られざるランドスケープを舞台にした複数本の映像作品が同時並行で制作されているという事実だ。
この動きを決定的に後押ししているのが、インフラの劇的な進化だ。東京(羽田・成田)と台湾各都市を結ぶ新航路の拡充や増便により、人的・物理的な移動コストは劇的に下がった。単なる「移動」ではなく、クリエイターが思い立ったら数時間で互いの制作現場に合流できる環境が整ったのだ。週末に東京で撮影を終えたスタッフが、翌朝には台南のスタジオで編集データを見つめ合っている。この圧倒的なスピード感が、前例のないダイナミズムを生み出している。