暗転した場内に、作中の象徴的な重低音が響き渡る。巨大スクリーンに映し出されたのは、主人公ナ・ファジンが教育現場の暴虐に「鉄槌」を下す名シーンの数々だ。地鳴りのような歓声が上がった。メインステージに、原作者のチェ・ヨンテク氏と作画を担当するハン・ガラム氏が姿を現すと、会場のボルテージは最高潮に達した。
ステージ上では、作品の印象的なアオリ文句やセリフが巨大ビジョンにダイナミックに躍る。一般的なファン感謝祭のようなゆるい雰囲気は一切ない。重厚な劇伴音楽と照明演出によって、まるで作中の「教権保護局」の作戦司令室に迷い込んだかのような臨場感が作り出されていた。ファンは手に持った赤と黒のペンライトを激しく振る。その光の波は、作品が持つダークかつエネルギッシュな世界観そのものだった。