ユニフォームを脱いだ彼は、即座に次のピッチへと走り出した。「野球未来事業」を掲げて自ら立ち上げたのが、株式会社斎藤佑樹だ。引退したアスリートの多くが解説者や指導者の道を選ぶなか、彼は実業家としての歩みを選択した。
スポーツビジネスの領域で彼が目指すのは、単なるグッズ販売やイベント運営ではない。少年野球の環境整備や、指導者不足に悩む地方へのアプローチなど、持続可能な野球文化の育成である。かつて自分が受け取った莫大な愛情と応援を、次の世代へと還元するためのプラットフォームとして、同社は急速に存在感を高めている。