Q1:日本史上で実在した武将の中で、最も弓の腕が立つと評価されているのは誰ですか?
A1:総合的な武勇と記録の多さからは、平安末期の源為朝と鎌倉初期の那須与一が双璧とされます。戦国時代では、三河武士の鑑と称され今川義元を苦しめた「弓取りの達人」本多忠高や、遠距離狙撃で武功を挙げた太田牛一なども名手として記録に残っています。
Q2:「百発百中」以外に、弓の名手や弓術に由来する有名な言葉はありますか?
A2:数多く存在します。例えば、一度弓で傷ついた鳥が弦の音を聞いただけで怯えて落ちる様から、過去の恐怖に怯える人を指す「驚弓之鳥(きょうきゅうのとり)」や、硬い鎧の皮を射抜く腕力を意味する「貫革之力(かんかくのちから)」などがあります。
Q3:ロビン・フッドが使っていた「ロングボウ」は、日本の「和弓」と比べてどう違うのですか?
A3:ロングボウはイチイなどの単一木材で作られる約1.8メートルの丸木弓で、厚い鉄製甲冑を貫通する強烈な初速と貫通力に特化していました。一方、日本の和弓は竹と木を貼り合わせた複合弓(合成弓)で、全長2.2メートル超と世界最大級の長さを持ち、握りの位置が下寄りにある非対称構造によって、馬上からの射撃と高い弾性を両立させていた点に構造上の大きな違いがあります。