「ばいちゃ」という挨拶の直接的な語源は、英語の「バイバイ(Bye-bye)」とイタリア語の「チャオ(Ciao)」を組み合わせた造語、あるいは幼児語の「ばいばい」を可愛らしく崩した表現とされる。このフレーズを日本中に普及させた最大の要因は、爆発的ブームを巻き起こした『Dr.スランプ アラレちゃん』の主人公・則巻アラレの存在だ。
作中で則巻アラレが別れ際に言い放つ「ばいちゃ」をはじめ、「んちゃ」や「ほよよ」といった一連の口癖は、子どもたちの心を一瞬で掴んだ。ただの漫画のセリフにとどまらず、当時の学校や家庭での挨拶として定着した点に、この言葉が持っていた卓越したポップセンスが表れている。