閉館の際、最も去就が注目されたのがロビーを飾っていた巨大なシャンデリアと、長年使われてきた35ミリ映画映写機だった。これらは有志の市民団体や地元の大学、福岡市歴史資料館の協力のもと、丁寧に解体・修復が施され、無事に保存処理が完了している。
さらに、地元有志によるデジタルアーカイブプロジェクトも進行中だ。旧館内を3DCGで完全再現し、VR空間で過去の上映当時の雰囲気を体験できるアプリが2026年秋に一般公開される予定となっている。実物の保存とデジタル空間への移植という二本柱で、文化財としての価値が次世代へ繋がれる。