栓抜きがない時に今すぐ開ける裏技!スプーンや紙で開く決定打とNg行為

栓抜きがない時に今すぐ開ける裏技!スプーンや紙で開く決定打とNg行為

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お酒が入って気分が高揚している場や、周囲にカッコいいところを見せようとするシチュエーションでは、重大な人身事故や物的損害を招く無謀な開け方が横行しがちだ。救急現場や歯科医療関係者から警鐘が鳴らされ続けている栓抜き代用危険NG行為を整理する。

最も危険なのが「自分の歯で王冠を噛んで開ける」行為である。映画や海外ドラマのワンシーンを真似て、奥歯で王冠を挟んで引きちぎろうとする人が後を絶たないが、歯科医学的に見て極めて無謀と言わざるを得ない。ビールの王冠の硬度はエナメル質に直接強い剪断応力を加えるため、歯の先端が欠ける「チッピング」にとどまらず、歯根まで真っ二つに割れる「歯冠・歯根破折」を引き起こすリスクが高い。抜歯や高額なインプラント治療を余儀なくされるケースが実在する。

次に多いトラブルが「机の角やドアの金具に引っ掛けて叩き落とす」開け方だ。家具の角に王冠のフチを引っ掛け、上からビンの底を手掌で叩く手法だが、瓶の首部分(ネック)は横方向からの衝撃に対して極端に脆い構造になっている。叩いた瞬間に王冠ごと瓶口のガラスが粉砕し、飛び散ったガラス片で手のひらや手首の動脈を深く切断する大怪我につながる危険性がある。さらに、目に見えない微小なガラス粉末が瓶内の飲料に混入し、誤飲による消化管損傷を引き起こす二次被害も否定できない。

調理器具である栓抜き代用ハサミの使用にも細心の注意が求められる。ハサミの刃を開いて王冠の裏に先端を差し込み、こじ開けようとすると、金属同士が滑って勢い余った鋭利な刃先が瓶を保持している左手を直撃する。ハサミを使用する場合は必ず刃を完全に閉じたロック状態にし、ハンドル付け根の金属部や中央のネジ結合部を引っ掛けるに留めなければならない。

また、ワインボトルを開ける場面で栓抜き代用の知恵を誤用するケースも見受けられる。ワインオープナー代用としてネジをねじ込んでペンチで引く、あるいはタオルを瓶底に巻いて壁に打ち付けるといった裏技が存在するが、王冠(金属キャップ)とコルク栓では保持されている力学的構造が全く異なる。王冠を開ける感覚でワイン瓶に無理な衝撃を与えれば、底抜け事故に直結するため、対象に応じた安全対策の切り分けが不可欠である。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。