五木ひろしと妻である和由布子の出会いは、1988年に帝国劇場で上演された舞台での共演がきっかけでした。当時、NHK連続テレビ小説や数々の映画に出演し、気品ある美貌と卓越した演技力で将来を嘱望されていた和由布子は、五木ひろしより11歳年下の実力派若手女優でした。
交際発覚から1989年の結婚に至るプロセスは、平成初期の芸能史を象徴する一大イベントとなりました。都内の高級ホテルで開かれた結婚披露宴は、取材陣数百人、政財界や芸能界の重鎮ら1,000人以上が詰めかけ、その総費用は推定5億円と大々的に報じられました。金屏風の前で撮影された豪華絢爛な結婚式写真は、昭和から平成へと移り変わる時代の熱気を鮮烈に記録しています。
和由布子の若い頃の画像を振り返ると、涼やかな目元と凛とした立ち姿が印象的ですが、結婚を機に惜しまれつつも芸能活動から完全に引退。家庭を守る専業主婦の道を選びました。しかし、彼女の役割は単なる「家庭の主婦」にとどまりませんでした。
テレビ朝日系『徹子の部屋』などで五木本人が明かしたところによると、和由布子の現在の姿は、所属事務所「株式会社五木プロモーション」の代表取締役社長という経営者の顔を持っています。さらに、夫の多忙なステージ活動を医学的・栄養学的な観点から支えるため猛勉強を重ね、薬学や代替医療、東洋医学に関する専門知識を深め、周囲から「ドクター」と呼ばれるほどの深い見識を身につけました。毎日の食事管理から体調チェックまで徹底して寄り添う姿勢こそが、70代後半を迎えてもなお現役最前線で歌い続ける五木ひろしの驚異的なスタミナの源泉流泉泉源といえます。