「冷やしぶっかけうどんを作ったものの、後半になると味が水っぽくなってしまった」という失敗談は後を絶ちません。その根本的な原因は、茹で冷やしたうどんの表面に残る微量な水分にあります。ざるでしっかり水切りをしたつもりでも、麺の表面には数ccの水分が付着しており、これがつゆを薄めてしまうのです。
つけうどん(ざるうどん)の場合はつゆに麺をくぐらせるため濃いめの設定で問題ありませんが、ぶっかけうどんは「麺に直接つゆを少量まわしかけてすする」スタイルのため、計算された独自の塩分濃度が求められます。市販のめんつゆを使用する際は、パッケージに記載された「かけつゆ(温)」や「つけつゆ」の表記をそのまま流用するのではなく、ぶっかけ専用の比率に合わせることが重要です。
基本の計量は、1玉(約200g)に対して出来上がり総量で大さじ3〜4(45ml〜60ml)が適量です。スープのように浸すのではなく、丼の底に浅く溜まる程度の量に留めることが、最後までキリッとした輪郭を保つ秘訣となります。