バラエティ番組やパーティーグッズとして用いられる鼻フックの道具は、構造自体は驚くほどシンプルです。主なパーツは、鼻の穴に引っ掛ける左右一対の湾曲したフック部分と、それを後方で牽引するワイヤーまたはゴム紐で構成されています。
素材には、粘膜を傷つけないよう先端が丸く加工されたプラスチックやアクリル、あるいはシリコンでコーティングされた金属が使用されます。一見すると激痛を伴う危険な拷問器具のように映りますが、市販のパーティー用グッズやテレビ撮影用の小道具は、引っ張る力に対して鼻腔の入り口で均等に圧力が分散されるよう設計されているケースがほとんどです。
鼻の軟骨が無理やり上方・後方へと引っ張り上げられることで、鼻孔が全開になると同時に上唇や目元まで連動して引きつり、いかなる美男美女であっても人間味あふれる「崩壊顔」へと強制変形させられます。この肉体構造の不可逆的なリアクションこそが、道具の持つ最大の効力です。