ネット上の情報には、古い法制度や断片的な伝聞に基づいた危険な誤解が氾濫しています。損失を未然に防ぐため、誤った認識を正しくアップデートしておく必要があります。
誤解1:「ドコモ光を解約してもスマホ代には影響しない」
これは通信費の全体設計において極めて深刻な誤謬です。ドコモのギガプランやeximo、irumo(一部プラン除く)を利用している場合、ドコモ光と紐付けることで「ドコモ光セット割」が適用され、スマホ1回線あたり最大1,100円(税込)の月額割引を受けています。家族4人で適用を受けていた場合、光回線を他社に切り替えた途端に家庭全体のスマホ代が毎月4,400円跳ね上がる計算になります。解約金数千円を浮かせるために回線を変更した結果、年間の通信費総額で大損を被る典型例です。
誤解2:「引っ越し先で使えなければ違約金は免除される」
転居先がドコモ光の提供エリア外であったり、建物の構造上工事が不可能であったりする場合でも、定期契約期間中の解約であれば原則として違約金は免除されません。「自分の意志ではなく不可抗力による解約なのだから免除されるはず」という思い込みは通用せず、規約通りに違約金および残債が請求されます。ただし、引っ越し先でもドコモ光を継続利用する「移転手続き」を選択する場合は、解約には当たらないため解約金は一切請求されません。